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2010年8月26日木曜日

専門学生の作品を見てて思うこと

昔から思うこと、日本の専門学生の卒業作品はなんでクォリティが低いのか。
やる気がない、先生のキャパが狭い、時間が無いなどいろいろあるかと思いますが実際どうなんでしょう?
海外に目を向けるとプロが驚くほどのクォリティを制作してくる学生が多いこと。
この違いはなんなんでしょう?

私はこの業界に入る為に専門学校に行ったわけでなく、
人の縁があり制作会社に飛び入りで入って叩きあげをしてきたので専門学校がどういうところか分からないのです。
と言いつつ実は2年コースの専門学校に通っていたのですが授業のあり方、
進め方を見ててこのままでは駄目だと思い3ヶ月で辞めました。

やっぱり根っこにあるのは「やる気」なのですかね。
「時間がなくて」なんてまったく理由にならないし、「先生が教えてくれない」なんて、Google先生がいるから理由にならないし、やっぱり「やる気」ですよね。

じゃあやる気を出すにはどうしたらいいですか?
と問われたら、分かりませんとしか言えません。
個人的な考え方をすれば、そもそも向いてない、好きではない、愛情が無いんだと思います。
とはいえCGが好きだから、流行ってるからだけでは絶対についてこれない業界なんです!

LikeではなくLoveなんです!

これが作りたいんだ!この作品を通じて人に訴えたいんだ!のような情熱がないと続かないかも。
それを無くしたのならただのオペレーターになるしかないです。

やる気がある人は総じてクォリティが高いと思います。
そういう人達は、研究熱心で、情熱的で、何をしたいのか決まっていて、視野が広くて、検索上手。
やっぱり何かを得るには何かを犠牲(消費)にしなければならないですね。
CGで言えば、技術を得るには時間を犠牲的な。
食べる時間を減らし、通勤中、トイレの中、テレビを見ない、寝る間も惜しんでCGに費やすんです。
必ずそうしろとは言いません、ただ自分も含め先人はそうしてきました。
そうしなくても出来るよって方がいらっしゃいましたらぜひとも教えてください、何か差し上げます。

たまーにですが、自分の時間を確保しつつやってのける人もいらっしゃいますね(うらやましい・・・)

作品のクオリティを上げるためには人の目に触れることも大切ですね。
必ず違う視点から意見をもらえるはずです。
その時には素直に聞き入れて、我を出さず、自分の財産になると思ってどんどん取り入れてください。
相手はあなたがどこにこだわっていて、苦労してなんて分かりません。
相手はその映像から何かを感じるわけですから制作過程には興味はありません。
なので素直なユーザー(お客さん)としての意見が聞けるはず。
プロに見て欲しいのであれば、ブログやツイッターなどコンタクトがとりやすい時代なので、情熱を持って頼んでみるのもいいと思います。
誠意を持って対応してくれるプロはいると思いますよ。

「広く浅く」より「深く狭く」です!
間違いなくその道のプロフェッショナルがこの業界は強いです!

学生頑張れ!

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